中古カスタムカーは、すでに好みのパーツが装着された車を購入できるため、購入後にカスタムする手間や費用を抑えられるのが魅力です。
一方で、一般的な中古車とは異なり、過去にどのような改造が行われたのか、パーツが適切に取り付けられているのかなどを確認する必要があります。
見た目だけで購入を決めてしまうと、購入後に修理やパーツ交換が必要になり、想定以上の費用がかかります。
今回は、中古カスタムカーを購入する前に確認しておく注意点を解説します。

中古カスタムカーを購入するときは、まずどのようなカスタムが施されているのかを確認しましょう。
エアロパーツ、ホイール、車高調、マフラー、シート、ステアリング、ライト類など、カスタムされている部分は多岐にわたります。
特に確認したいのが、装着されているパーツのメーカーや商品名です。
有名メーカーのパーツであれば、交換や修理が必要になったときに同じ商品や適合する部品を探しやすくなります。
一方、メーカー不明のパーツやワンオフパーツが多い車は、破損した場合に修理が難しくなります。
販売店でカスタム内容を確認し、可能であればパーツの取扱説明書や購入時の書類なども見せてもらいましょう。

カスタムカーを購入するときに重要なのが、車検への適合状況です。
車高を下げていたり、タイヤ・ホイールを変更していたり、社外マフラーを装着していたりする場合は、カスタム内容によって車検に影響します。
「車検対応」と説明されていても、実際の車両にどのようなパーツが装着されているのかを確認しておきましょう。
また、車両の構造や寸法、乗車定員などを変更している場合には、構造等変更検査の手続きが必要になるケースもあります。
購入前には車検証を確認し、現在の車両状態と記載内容に違いがないか確認しましょう。
次回車検の時期についても確認しておけば、購入後すぐに車検費用が発生することを避けられます。

中古車を購入するときと同じように、修復歴の有無もチェックポイントです。
特にカスタムカーの場合、外装が大きく変更されているため、傷や修理跡が分かりにくくなっています。
修復歴がある場合は、どの部分を修理したのか、どの程度の損傷だったのかを確認しましょう。
また、修復歴がなくても、過去に事故や部品交換などをしている場合があります。
ボンネットやドア、フェンダーなどのパネルの隙間に不自然な違いがないか確認することもポイントです。
自分で判断するのが難しい場合は、第三者による車両検査を利用する方法もあります。
購入価格だけを見るのではなく、車両の状態を含めて判断しましょう。

カスタム内容によっては、車両への負担が大きくなっている可能性があります。
たとえば、極端なローダウンでは足回りやタイヤに負担がかかることがあります。
大径ホイールや低扁平タイヤを装着している車では、乗り心地だけでなく、ホイールやタイヤの状態も確認しておきたいところです。
また、エンジンのチューニングが行われている車の場合は、ノーマル車よりもエンジンや駆動系に負担がかかっています。
ターボ車のブーストアップやECUチューニングなどが行われている場合は、どのような変更がされているのか販売店で確認しましょう。
整備記録簿が残っていれば、これまでどのような整備や修理が行われてきたのかも確認できます。

中古カスタムカーでは、純正パーツが残っているかも確認しておきましょう。
純正ホイールや純正サスペンション、純正マフラーなどが保管されていれば、将来的にノーマル状態へ戻すときに役立ちます。
また、カスタムパーツを交換するときにも、純正部品を利用できる可能性があります。
特に車検に適合させるために純正パーツへ戻す必要が生じた場合、純正部品が残っていれば追加費用を抑えられます。
ただし、純正パーツが付属しているからといって、それだけで車両の価値が大きく上がるとは限りません。
保管状態や部品の種類も含めて確認しましょう。

カスタムパーツに目が行きがちですが、タイヤやブレーキ、バッテリーなどの消耗品も忘れてはいけません。
特にタイヤは、残り溝だけでなく製造時期やひび割れの有無も確認しましょう。
カスタムカーでは大径ホイールや特殊なサイズのタイヤが装着されていることがあり、交換時に一般的なサイズより費用が高くなります。
ブレーキパッドやローターについても、摩耗状態を確認しておくと良いです。
購入後にタイヤ交換やブレーキ整備が必要になると、車両価格とは別にまとまった費用が発生します。

中古カスタムカーを購入する際は、車両価格だけでなく購入後の維持費も考えておきます。
大径タイヤや高価なカスタムパーツを装着している車は、タイヤ交換や部品交換の費用が高くなり、車高が低い車では段差や駐車場の出入口などでバンパーを擦りやすくなります。
輸入車や旧車など、特殊な車両の場合は部品代や整備費用が一般的な車より高いです。
購入前に車検費用、税金、保険料、燃料費、消耗品の交換費用などを含めて、無理なく維持できるか確認しましょう。

可能であれば、購入前には試乗しておきましょう。
外観だけでは分からない車両の状態を確認するためです。
走行中に異音や振動がないか、ハンドルを取られるような感覚がないか、ブレーキを踏んだときに異常がないかなどを確認します。
ローダウンされた車では、段差を通過したときの底付きや異音などもチェックしておくポイントです。
販売店が試乗に対応していない場合は、その理由を確認します。
中古カスタムカーは、見た目の好みだけでなく、カスタム内容や車両状態、車検への適合状況、維持費まで総合的に確認してください。
気に入った車を見つけた場合でも、すぐに契約するのではなく、分からない部分を販売店に質問して納得してから購入しましょう。
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