TOYOTA「bZ4X」を一部改良|航続距離最大746kmに大幅延長

車両情報
2025.11.17
TOYOTA「bZ4X」を一部改良|航続距離最大746kmに大幅延長

環境にやさしい電気自動車SUVのbZ4Xが、10月9日に一部改良されました。

使いやすさの改善と、BEV(電気自動車)ならではの楽しい操縦感をさらに高め、さらに内外装のデザインが変更されています。

また、改良に伴いKINTOでの取り扱いも10月9日から開始されています。

 

バッテリー充電の向上

駆動用電池容量が約10%から80%までの電池充電にかかる時間が最短約28分に短縮されました。

急速充電時に前もって電池を温めておくことで低温時の充電速度低下を改善する機能「バッテリープレコンディショニング」が搭載され、寒冷地でも充電速度が落ちないようになっています。

そしてトヨタの純正6kW普通充電器が販売店のオプションとして新たに設定されます。

カラーはホワイトとブラックの2種類があり、家の景観を損なわないシンプルなデザインとなっています。

 

走る楽しさを追求した走行性能

航続距離が最大746km(WLTCモード)と向上し、従来モデルに比べて約3割の延長が実現されました。

この数値は一回の充電分で走行できる最大距離であり、実際の性能は環境や運転方法によって変動します。

駆動システムeAxleが小型化・形状の最適化に成功し、大幅に性能がアップしました。

0km/hから100km/hまでの加速を5.1秒で行えます。

自動車の操縦性を電動モーターでサポートするシステム「電動パワーステアリング(EPS)」のギアボックスをボディに直結させ、ステアリングの操作感がよりダイレクトに感じるようになりました。

サスペンションやアブソーバーなどのチューニングが行われ、乗り心地と操縦の安定性が向上し、パドルシフトでの回生ブレーキの減速度が4段階で調整できるようになったことで楽しい操縦性がアップ、さらに4WD車の走行制御・4輪駆動制御も向上され、走破性がアップしました。

フロントドアに高遮音性ガラス(アコースティックガラス)が採用され、室内空間の静粛性が上がりました。

 

ハンマーヘッドをモチーフとしたデザイン

自動でヘッドライトの照射軸を調整し、対向車が眩しくないようにサポートする機能がついたLEDヘッドランプと、日中での走行時に他の運転者が見やすいように点灯する「LEDデイタイムランニングランプ機能」がついたLEDクリアランスランプ、LEDフロントターンランプ、ヘッドランプクリーナーが採用され、フロントデザインもモチーフのハンマーヘッドを思わせるようなスタイルに変更されています。

Zグレードにメーカーオプションで20インチアルミホイール(切削光揮+ブラック塗装・エアロホイールカバー・センターオーナメント付)が追加となり、ZグレードとGグレードには18インチアルミホイール(エアロホイールカバー・センターオーナメント付)が標準装備となり、外板色に3色の新色が追加されました。

モノトーンのアティチュードブラックマイカと、ツートーンのアティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ、アティチュードブラックマイカ×プレシャスメタルが追加されています。

運転席前部のインストルメントパネルは水平基調の薄くよりシンプルなデザインに変更され、ディスプレイオーディオは最新のコネクティッドナビが搭載され、14インチに拡大されました。

足元のセンターコンソールの形状が変更され、従来よりも足元の空間が広がり、「おくだけ充電」が運転席と助手席の2台分追加されています。

パノラマムーンルーフのセンターリインフォースメントがなくなり、室内空間の開放感が向上されました。

 

今回の改良にあたって、トヨタbZ4Xの価格が従来の値段よりも50~70万円ほど引き下げとなり、Gグレードは480万円となっています。

性能面では向上しつつも大幅な値下げとなり、CEV補助金込みでは300万円台での購入が可能な価格設定となっています。

 

参考・画像引用・公式サイト:トヨタ bZ4X | トヨタ自動車WEBサイト

「おくだけ充電」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

 

この記事は、VAHANAが運営する記事です。https://vahana.jp/