「そろそろワイパーのゴム、交換しておきましょうか?」
そう言われて、「本当にもう交換しないとダメなの?」と戸惑った経験はありませんか?
この記事では、車に詳しくない方でも分かるように、ワイパーゴムの交換時期や見極めのサイン、自分で交換する方法までをわかりやすくご紹介します。
ワイパーゴムの交換時期は、一般的には半年から1年に1回が推奨されています。
とはいえ、これは「目安」であって、実際の交換タイミングは使用環境によって変わってきます。
たとえば、
雨の日によく運転する
夏の直射日光に長時間さらされている
冬の雪道でワイパーを頻繁に動かしている
こうした環境では、ゴムが劣化しやすくなり、早めの交換が必要になることもあります。
特に梅雨入り前や冬の初めは、ワイパーの出番が増えるため、点検・交換のタイミングとしておすすめです。
「まだ使えるかも」と思っていても、次のような症状が出ていたら、ワイパーゴムの交換を検討しましょう。
ガラスに筋が残ったり、水滴が均等に取れなかったりする場合は、ゴムの劣化が進んでいます。
ワイパーがガタガタと跳ねるように動いたり、キュッという音が鳴る場合は、ゴムが硬化している可能性があります。
目で見て分かるレベルの劣化があるなら、すぐに交換を。放置するとフロントガラスを傷つける原因にもなります。
ワイパーのゴムが劣化していても、動くことは動きます。
しかし、そのまま使い続けると、以下のようなリスクがあります。
雨の日に視界が悪くなり、事故の危険が高まる
ゴムが切れて金属部分がむき出しになり、ガラスに傷をつける
車検時に「ワイパー不良」で再検査になることも
たかがゴム、されどゴム。安全運転を守るために、ワイパーの状態は重要なチェックポイントです。
店舗で「交換した方がいいですよ」と言われると、「本当に今なの?」と迷ってしまうこともありますよね。
そんなときは以下のポイントを確認しましょう。
雨の日に視界が悪いと感じたか?
拭き取りにムラや音が出ていないか?
ゴムに見た目の劣化があるか?
このようなチェックポイントに当てはまるなら、たしかに交換時期かもしれません。
でも、症状がなければその場で即決せず、持ち帰って自分で判断するのもひとつの選択肢です。
結論から言えば、ワイパーゴムの交換は初心者でもできます。
特別な工具も不要で、慣れれば5分ほどで完了します。
ワイパー用ゴム(車種に合ったサイズ)
軍手(ケガ防止)
交換手順が載った説明書 or YouTube動画
ワイパーアームを立てる
古いゴムをスライドして抜き取る
新しいゴムをレールに沿って差し込む
カー用品店やホームセンター、ネット通販でも部品は手に入ります。
価格はゴムだけなら500〜1,000円前後。ブレードごとの交換でも2,000円前後で済みます。
ワイパーの交換は、「壊れたらする」よりも「使う前にする」が基本。
そのため、梅雨入り前や冬前など、ワイパーを使う季節の前に点検・交換しておくのが理想です。
また、エンジンオイルやタイヤ空気圧などの点検と一緒に「ワイパーも見ておく」という習慣をつけると、忘れずに済みます。
ワイパーゴムの交換は、専門知識がなくても自分でできるメンテナンスのひとつです。
交換時期の目安や劣化のサインを知っておくことで、「本当に今なのか?」と冷静に判断できます。
安全のために、そして不要な出費を避けるためにも、
ぜひこの機会にご自身の車のワイパーを一度チェックしてみてください。
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