「冷たい風が出ない」「クーラーが全然効かない」
夏のドライブ中、そんな症状に気づいたときの不安やストレスは想像以上です。小さなお子さんがいる場合や、渋滞に巻き込まれたときは特に深刻ですよね。
この記事では、車のエアコンが効かなくなる主な原因や、修理費用をできるだけ抑えるためのチェックポイントを、なるべくわかりやすく解説します。
クーラーが効かないと感じたとき、いきなり高額な修理をイメージしてしまうかもしれません。でも、実は軽度な不具合で済むケースも多いんです。まずは、代表的な5つの原因を押さえておきましょう。
クーラーを使うときに「風は出るけど、なんだか弱い」「ニオイが気になる」と感じたら、フィルターの目詰まりが考えられます。
年に1回を目安に交換することで、風量や空気の清潔さが保たれます。
エアコンが冷えなくなる原因としてよくあるのが、冷媒ガスの不足です。
ガソリンのように「定期的な補充」が必要ですが、知らずに何年も使っていると、効きがどんどん弱くなっていきます。
冷媒ガスを循環させる“心臓”のような役割をする部品がコンプレッサーです。ここが故障していると、ガスがあっても冷えません。
このパターンは修理費が高くなることもあるため、判断が大切です。
エアコン内部の冷却装置にゴミや虫が詰まってしまうと、冷たさが出にくくなります。目には見えませんが、意外と多い原因の一つです。
ヒューズが飛んでいたり、エアコンの温度を感知するセンサーが壊れている場合も、風が出なかったりぬるい風しか出なかったりします。
比較的安価で直せることも多いので、早めの点検がカギです。
「いきなり修理に出す前に、まずは自分で確認できることがあれば…」
そう思ったときに試してほしい、かんたんなチェックポイントを紹介します。
A/CボタンはONになっていますか?
「外気導入」ではなく「内気循環」になっていますか?
設定温度は低めに、風量は最大にしていますか?
設定ミスで冷えないことも意外と多く、まずはここを見直しましょう。
冷媒ガスが不足している可能性があります。この場合、カー用品店などでガスの補充を依頼するだけで直ることも。
ただし、短期間で再び効かなくなるならガス漏れの可能性もあるので注意が必要です。
ファンモーターやヒューズが故障している可能性があります。ヒューズボックスは自分でも確認できる場所にあることが多く、100円ショップなどでテスターを使えば簡易診断も可能です。
サンシェードで日差しをカット
保冷剤や扇風機を使って体を冷やす
窓を少し開けて走行風を取り入れる
緊急時の備えとしても有効なので、いざというときのために覚えておくと安心です。
「また壊れたらどうしよう…」そんな不安を抱えないためにも、予防が大切です。
エアコンフィルターは半年〜1年に1回交換する
冬でも月に1回はA/Cを5分ほど稼働させて内部を潤す
車内に湿気をためないよう、換気を意識する
点検キャンペーンを利用して早期チェック
ちょっとした習慣が、大きなトラブルを防いでくれます。
「修理したいけど、ぼったくられないか心配…」
そんなときは以下のようなポイントで業者を選ぶと安心です。
無料点検をしてくれる店舗かどうか
作業内容と費用を丁寧に説明してくれるか
SNSや口コミで評判をチェック
複数店舗で相見積もりを取る
高額な修理を無理に勧められそうなときは、一度持ち帰って考える勇気も大切です。
車のクーラーが効かなくなる原因はさまざまですが、すべてが難しい修理や高額出費になるとは限りません。
まずは落ち着いて、確認できるところから順番にチェック。
原因がわかれば、余計な出費を防ぎながら対処できます。
大切なのは「知らなかった」で済ませないこと。家族の快適と安心を守るために、できることから始めてみましょう。
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