中古車購入のメリットは?|知っておきたい税金について

豆知識
2025.11.15
中古車購入のメリットは?|知っておきたい税金について

「自動車購入は税金対策になるけど、中古車もなるのかな?」「どうやったら税金対策になるのか知りたい!」と考えている方もいるかもしれません。新車を購入すると、初年度の自動車税や自動車取得税が高額になることがありますが、中古車の場合、これらの税金が抑えられる可能性が高いです。

この記事では、税金視点の中古車購入のメリットや、具体的な税金対策の方法を詳しく解説していきます。

 

 

中古車を選ぶメリット|保険料の節約など

 

近年、中古車の購入がますます人気を集めています。新車に比べて価格が比較的安価で手に入ることや、初期投資を抑えられることがその理由の一つです。また、品質の高い中古車が市場に豊富に出回っているため、選択肢も多く、消費者が満足できる車を見つけることが容易になりました。最近では、特に環境意識の高まりから、燃費の良い中古車やハイブリッド車の需要も増加しています。ここでは、特に注目すべき3つのメリットを詳しく紹介します。

 

1.価格のメリット

新車と比較すると、中古車は同じモデルでも数十万円安く手に入ることが多いです。例えば、新車として販売されている人気のSUVが300万円である場合、同じモデルの中古車は200万円程度で購入できることも珍しくありません。この価格差は、特に初めての車購入を検討している方にとって、大きな負担を軽減することができます。

さらに、中古車市場では多種多様な車両が販売されており、予算に応じた選択肢が豊富です。多くの中古車販売サイトでは、価格帯や年式、走行距離などから簡単に検索できるため、自分にピッタリの車を見つけやすくなっています。

 

2.減価償却の観点

次に、中古車の減価償却について考えてみましょう。一般的に、新車は購入した瞬間から価値が急速に減少します。初年度には約20%も下がることが多いですが、中古車の場合、価値の減少は新車に比べて緩やかです。例えば、5年落ちの車を購入する場合、その価格は新車の55%から70%程度で販売されることが多く、購入後の価値の減少リスクが低いのです。

このように、中古車は資産価値を維持しやすく、再販時に思ったよりも高く売れることも期待できます。

 

3.保険料の節約

中古車購入による保険料の節約も可能です。新車の保険料は一般的に高めに設定されていますが、中古車の場合、保険料が安くなる傾向があります。これは、車両価値が低いため、保険会社が設定するリスク評価が低くなるからです。

例えば、同じ車両でも新車の場合は年額で10万円以上かかる保険が、中古車では7万円程度に抑えられることもあります。

 

 

中古車購入時の税金は?|自動車税や自動車取得税、自動車重量税

 

中古車を購入する際には、さまざまな税金がかかります。これらの税金を理解しておくことで、購入時のコストをより正確に把握し、賢い選択ができるようになります。

 

1.自動車税とは?

自動車税は、各都道府県において、所有している車両に課せられる税金のことです。毎年4月1日時点で自動車を所有している人に請求され、税額は車両の排気量や年式に応じて異なります。具体的には、排気量が大きい車ほど税額も高く設定されています。

例えば、排気量が660cc以下の軽自動車であれば年間約1万円程度の税金がかかりますが、3,000cc以上の自動車では年間約10万円以上になることもあります。

 

2.自動車税の計算方法と税率

自動車税の計算は、以下のように行われます。

 

排気量の区分:自動車の排気量によって、税率が異なります。例えば、下記のような税率が設定されています。

 

660cc以下:年間約1万円

660cc超〜2000cc以下:約2万〜4万円

2000cc超〜3000cc以下:約4万〜6万円

3000cc超:約6万円以上

 

経年減税:初年度登録から年数が経つと、自動車税が減額される制度もあります。例えば、初年度登録から13年を経過した車両は、自動車税が軽減されるため、古い車両を選ぶことで税金を抑えることが可能です。

 

 

中古車購入に伴う税金

 

中古車を購入する場合、以下のような税金が発生します。

 

・自動車取得税:

自動車取得税は、新たに自動車を取得した際に課せられる税金です。しかし、現在は「自動車取得税」に代わって「環境性能割」が適用される場合があります。この税金は、車両の購入価格に基づき計算され、環境性能の高い車両には減免措置が取られることもあります。

 

 

・自動車重量税:

自動車重量税は、車両の重量に応じて課せられる税金です。重量税は、自動車の車両重量を基に計算され、例えば、軽自動車の場合は毎年約1万円程度、大型のSUVなどは年間約3万円以上になることがあります。この税金も年ごとに異なりますので、購入時に確認しておくことが大切です。

 

 

税金の計算例

 

具体的な税金の計算例を見てみましょう。

例: 排気量2000ccの中古車を購入した場合

自動車税:約4万円(年間)

自動車取得税:購入価格の3%(例:200万円の購入の場合、約6万円)

自動車重量税:約3万円(年間)

 

この例では、購入時にかかる税金はおおよそ10万円となります。さらに、毎年発生する自動車税も含めると、トータルでの負担を事前に把握することができます。

 

いかがでしたか?この記事では中古車を購入した際にかかる税金を詳しく説明していきました。中古車を購入する際の参考にしてみてください!

 

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