国内ホテルや旅館の宿泊費の高騰を受け、ミニバンや軽自動車などの車中泊のニーズが高まっている昨今。
キャンピングカーの需要も年々高まり、2024年のキャンピングカー販売売上総額は新車・中古車合わせて1126.5億円と過去最高を記録しています。
参考:2024年キャンピングカー販売総額が過去最高の1,126.5億円超え! | 一般社団法人日本RV協会のプレスリリース
市場規模も大きくなり、売上も順調に右肩上がりとなっている国内キャンピングカーですが、空いている駐車場なら大丈夫!と勝手に泊まることはできません。
道の駅など公共施設の駐車場では交通事故防止のため、仮眠のための駐車は許可されています。
もちろん、オートキャンプ場で料金を払って泊まることも可能です。
車中泊の需要が高まり、車中泊できるエリアの需要も同時に高まっている状況ですが、車中泊可能な場所は限られており、特に24時間営業している有人の施設は少なく、キャンパーにとても求められています。
そんな状況を鑑みたローソンは、24時間開店のメリットや広い駐車場を活かし、RVパークの実証実験を行うことにしました。
常に飲食物や下着などを購入できる利便性と、店員がいる安心感、駐車場の有効活用につながると考え、ゆくゆくは全国各地の店舗で車中泊ができるよう、進めていく方針のようです。
今回の実験では千葉県内の6店舗で実施され、2026年6月30日(火)まで実施される予定です。
RVパークとは?
RVパークとは、日本RV協会が“快適に安心して車中泊ができる場所”を提供するため、ある条件を満たした車中泊可能な施設のことです。
全国各地の温泉、旅館、道の駅、遊園地などの様々な施設でRVパークの開設が広がっています。
RVパークと認定される施設は以下の条件が揃っているため、宿泊の時悩みやすいトイレ問題や充電などが解決し、車中泊初心者でも泊まれる環境が整っています。
1. 余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)
2. 24時間利用可能なトイレ
3. 100V電源が使用可能(20A以上推奨)
4. 車で15分圏内に入浴施設がある
5. ごみ処理が可能
6. 入退場制限が緩やか
7. 看板の設置(指定ロゴを日本RV協会より支給)
8. 複数日の滞在が可能
宿泊方法
利用したい場合は予約専用サイトから申請して、予約を取りましょう。
予約専用サイトはこちら(https://rv-park.jp/)
ローソン内のRVパークの利用料金は1回2,500~3,000円(一回一区画利用につき)。
支払い方法はクレジットカード決済のみで、現金支払いはできませんのでご注意ください。
チェックインは18:00から21:00、チェックアウトは9:00までです。
車中泊をやったことがないけれど、やってみたい!という方や、ちょっと身近なところで寝てみたい!という方、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
夜の静けさを車の中で感じる、そんな時間を過ごしてみるのもおすすめです。
参考HP:<参考資料>コンビニエンスストア初!千葉県のローソン6店舗の駐車場で車中泊施設「RVパーク」実証実験を7月14日(月)より開始!|ローソン公式サイト
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