エアロパーツ取り付けで知っておくべき4つの注意点

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2025.06.29
エアロパーツ取り付けで知っておくべき4つの注意点

エアロパーツ取り付けで知っておくべき4つの注意点

「エアロパーツを取り付けたいけど、何に注意すればいいの?」「取り付けで失敗して車を傷つけたくない...」「法規制とか大丈夫かな?」このような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、エアロパーツの取り付けを成功させるには、法規制・適合性・取り付け方法・メンテナンスの4つのポイントを押さえることが重要なんです。私自身も過去に失敗を重ねながら学んだ教訓を、皆さんにお伝えしたいと思います。

 

 

 

  1. 法規制と車検対応を甘く見てはいけません!

エアロパーツの取り付けで最も重要なのは、法規制をクリアして車検に通る状態を保つことです。私も以前、見た目だけで選んだリアスポイラーを取り付けて、車検時に泣く泣く外した苦い経験があります。

保安基準に適合したパーツ選びでは、JASMA認定品を選ぶことがポイントです。「JASMA認定なら安心だろう」と思って選んでいただければ、まず間違いありません。認定品には専用のステッカーが貼られており、車検時にもスムーズに通過できるんです。

一方で、海外製品や無認定品を選ぶ場合は特に注意が必要です。「デザインが魅力的で安い!」と飛びついてしまいがちですが、日本の保安基準に適合していない可能性があります。

車検に通る条件として最も重要なのが地上高の規制です。フロントスポイラーやサイドステップは、地上から9センチメートル以上の高さを確保する必要があります。「そんなに厳しいの?」と驚かれるかもしれませんが、この基準を下回ると車検に通りません。

また、車両の前後から突出するエアロパーツは、前方・後方ともに165ミリメートルまでという制限があります。大型のリアスポイラーを検討している方は、この点を必ず確認してくださいね。

大型のエアロパーツを取り付ける場合は、構造変更申請が必要になることもあります。申請から承認までに2週間から1ヶ月程度かかるため、計画的に進める必要があります。

 

 

 

 

 

 

2. 車両適合性の確認は成功への第一歩

「同じ車種なら大丈夫だと思っていたのに、取り付けできなかった!」こんな失敗は意外と多いんです。同じ車種でも年式やグレードによって微妙に形状が異なる場合があるため、事前の確認が不可欠です。

車種専用設計品と汎用品の違いを理解することが重要です。車種専用設計品は「フィッティングの精度が抜群に高い」のが最大のメリット。純正パーツと同様の取り付け精度を期待でき、仕上がりの美しさが格段に向上します。

しかし、開発コストが高いため製品が高額になりがちで、納期も長くなることがあります。一方、汎用品は「コストパフォーマンスの高さ」と「選択肢の豊富さ」が魅力ですが、完全にフィットしない場合が多く、加工や調整が必要になることがあります。

取り付け部位の強度確認も極めて重要です。純正バンパーは衝撃吸収を主目的として設計されており、必ずしも追加パーツの取り付けを前提としていません。私も以前、薄い部分に無理やりボルトを締めすぎて、バンパーに亀裂を入れてしまった経験があります。

取り付け部位の強度が不足している場合は、金属製の補強プレートをバンパー内側に取り付けることで、より安全な固定が可能になります。

既存パーツとの干渉チェックも見落としがちなポイントです。フォグライトとの関係、ハンドルを切った際のタイヤとの干渉、マフラーとの位置関係など、様々な要素を確認する必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

3. 安全で確実な取り付け作業がすべてを決める

専門工場への依頼かDIYかの判断は、作業の難易度と失敗時のリスクを考慮して決める必要があります。比較的簡単な両面テープ固定タイプやボルトオンタイプで専用マニュアルがある製品なら、DIYでも十分可能です。

DIYのメリットは「工賃を節約できることと、自分の手で愛車をカスタマイズする満足感を得られること」です。私も初めて自分でエアロパーツを取り付けた時の達成感は、今でも忘れられません。

しかし、バンパーの脱着が必要な作業や塗装を伴う作業、FRPやカーボン製品の取り扱いには専門的な知識と設備が必要です。特にFRPやカーボン製品は、適切な処理を行わないと健康に害を及ぼす可能性があります。

必要な工具と作業環境の準備では、ソケットレンチセット、プラスチック製の内張り剥がし、測定工具などが基本となります。作業環境については、平坦で十分な広さのある場所と適切な照明が必要です。

取り付け手順では、まず車両とエアロパーツの清掃を徹底的に行います。汚れや油分が残っていると、接着力の低下や塗装不良の原因となるんです。

仮合わせは最も重要な工程の1つです。この段階で完璧なフィッティングを実現することで、最終的な仕上がりの美しさが決まります。全体的なバランス、隙間の確認、段差の調整を慎重に行ってください。

固定方法についても、ボルト固定では適切な下穴の加工と指定トルクでの締め付けが重要です。両面テープ固定では、気温15度以上、湿度85%以下の環境で作業することが理想的です。

 

 

 

 

 

4. 取り付け後のメンテナンスで長期保持を実現

エアロパーツは取り付けて終わりではありません。美しい外観と本来の性能を長期間維持するためには、適切なメンテナンスが不可欠なんです。

日常点検では、ボルトの緩みや両面テープの剥がれ、亀裂や変形の確認を行います。毎日の運転前に簡単なチェックを行う習慣をつけることで、重大なトラブルを未然に防ぐことができます。

劣化しやすい部位として、紫外線にさらされる部位、可動部分や接合部、地面に近い部位などがあります。これらの部位を重点的にメンテナンスすることで、製品寿命を大幅に延ばすことができます。

トラブル発生時の対処法では、小さな亀裂なら専用の補修キットで応急処置が可能です。固定部分の緩みが発見された場合は、走行を中止して緊急対処を行ってください。

定期的な増し締めは、走行距離1000キロメートルごと、または月に1回程度が目安です。エアロパーツを取り付けた直後の1ヶ月間は、特に念入りな点検を行ってください。

これらの4つのポイントを押さえることで、エアロパーツの取り付けを安全かつ美しく仕上げることができます。最初は不安に感じるかもしれませんが、正しい知識と適切な準備があれば、素晴らしい結果を得ることができるんです。

 

 

愛車をより魅力的にカスタマイズして、安全で楽しいカーライフを送ってくださいね!

 

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